⚡ でんおちくん

電気工事の電圧降下・許容電流 早見計算

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でんおちくんの使い方

でんおちくんは、電線・ケーブルの電圧降下や許容電流を確認するための参考計算ツールです。必要な条件を入力すると、電圧降下、電圧降下率、許容電流などを確認できます。画面は「電圧降下」「電線サイズ」「許容電流」「kW⇔A」の4つのタブに分かれています。

1. 電圧降下タブ・電線サイズタブの使い方

この2つのタブは同じ入力画面を共有しており、上から順に入力していきます。

① 配線方式を選ぶ

単相2線式、単相3線式、三相3線式、三相4線式から、計算する回路に合わせて選択します。配線方式によって計算方法が異なるため、回路条件と異なる方式を選択すると正しい結果になりません。

② ケーブルの種類を選ぶ

使用する、または使用を検討している電線・ケーブルの種類を選択します。

③ 電圧・電流(負荷)を入力する

使用電圧を入力・選択し、電流を「直接入力」するか「負荷(kW)から計算」するかを選びます。負荷(kW)から計算する場合は、入力条件をもとに、でんおちくん内部で計算用の電流へ換算します。換算方法の詳細は計算根拠を確認してください。

④ こう長を入力する

計算対象となる配線区間の「こう長」を入力します。「こう長」と「全経路こう長」は同じ意味ではありません。部分区間を含む計算を行う場合は、計算対象区間と全経路を混同しないよう注意してください。詳しくは計算根拠を確認してください。

⑤-A 電圧降下タブの場合:電線サイズを選んで計算する

「電圧降下」タブでは、電線サイズを自分で選択したうえで「計算する」を押します。選んだサイズでの電圧降下・電圧降下率・許容電流の判定結果を確認します。

⑤-B 電線サイズタブの場合:条件を満たす最小サイズを自動算出する

「電線サイズ」タブでは、電線サイズを選択する欄はありません。配線方式・ケーブルの種類・電圧・電流・こう長・許容電圧降下率の条件を入力して「計算する」を押すと、電圧降下と許容電流の両方の条件を満たす最小サイズを、でんおちくんが自動的に算出して表示します。

⑥ 許容電圧降下率を確認する

こう長の条件に応じて、許容電圧降下率が自動で設定されます(内線規程1310節)。必要に応じて自分で数値を変更することもできます。

⑦ 計算するを押して結果を確認する

電圧降下、電圧降下率、許容電流などの結果を確認します。電圧降下だけでなく、許容電流や使用条件もあわせて確認してください。

2. 許容電流タブの使い方

電線・ケーブル単体の許容電流を、負荷電流を計算せずに素早く確認したいときに使います。

① ケーブルの種類を選ぶ

確認したい電線・ケーブルの種類を選びます。

② 芯数・布設条件を選ぶ

ケーブルの種類に応じて、芯数(または布設条件・条数)を選びます。単相3線式で3心ケーブルを使う場合の判定切り替えもここで行えます。

③ サイズを選ぶ

確認したいサイズ(断面積)を選びます。選択した条件での許容電流が大きく表示されます。

④ 実際の使用電流を入力する(任意)

「実際の使用電流」欄に負荷電流を入力すると、その電流が許容電流の範囲内かどうかを即座に判定します。

3. kW⇔Aタブの使い方

負荷容量(kW)と電流(A)を相互に変換したいときに使います。

① 相・電圧・力率を選ぶ

単相・三相の別、電圧、力率を入力・選択します。

② kWまたはAを入力する

負荷(kW)と電流(A)のどちらか片方に数値を入力すると、もう片方が自動的に計算されます。皮相電力(kVA)もあわせて参考表示されます。

4. 入力項目について

配線方式

実際の回路に合わせて配線方式を選択してください。配線方式によって計算方法が異なるため、回路条件と異なる方式を選択すると正しい結果になりません。

電圧

計算する回路の使用電圧を入力または選択します。

単相3線式は、常に対地(外線-中性線)を基準とした計算方法(計算根拠を参照)で計算します。単相3線式の中で「100V負荷と200V負荷を切り替える」ような操作はありません。開閉器~分電盤のような単相3線式の幹線ではなく、分電盤から先の独立した200V専用回路を計算したい場合は、配線方式で単相3線式ではなく「単相2線式」を選択してください(三相4線式と三相3線式の関係も同様です)。

負荷

電流値または負荷容量を入力します。負荷容量から計算する場合は、入力条件をもとに、でんおちくん内部で計算用の電流へ換算します。換算方法の詳細は計算根拠を確認してください。

こう長

計算対象となる配線距離を入力します。「こう長」と「全経路こう長」は同じ意味ではありません。部分区間を含む計算を行う場合は、計算対象区間と全経路を混同しないよう注意してください。詳しくは計算根拠を確認してください。

電線・ケーブル

実際に使用する、または使用を検討している電線・ケーブルの種類・サイズ等を選択します。実際の施工条件によって許容電流等が変わる場合があるため、布設方法、周囲温度、条数、メーカー仕様その他の条件も別途確認してください。

5. 計算結果の見方

電圧降下

入力した条件で発生する電圧降下を表示します。

電圧降下率

使用電圧に対して、どの程度の電圧降下が発生するかを割合で表示します。こう長などの条件によって確認すべき許容電圧降下率が異なる場合があります。

許容電流

選択した電線・ケーブルが、入力した負荷電流に対して使用可能かを確認します。電圧降下が許容範囲であっても、許容電流を満たしていない電線・ケーブルを使用することはできません。

判定表示

でんおちくんでは、入力条件と計算結果に応じて判定を表示します。判定だけを見るのではなく、電圧降下率、許容電流、入力条件もあわせて確認してください。

6. 使用例

幹線の電圧降下を確認する

配線方式、使用電圧、負荷、こう長、電線・ケーブル条件を入力して計算します。電圧降下率と許容電流の両方を確認してください。

電線サイズを自動算出する

「電線サイズ」タブで配線方式・ケーブルの種類・電圧・電流・こう長・許容電圧降下率を入力して計算すると、電圧降下と許容電流の両方の条件を満たす最小サイズが表示されます。条件を満たすサイズが規格内に無い場合は、その旨が表示されます。ケーブルの種類や設計条件を見直して再計算してください。

単相3線式を計算する

単相3線式は常に対地基準(k=17.8固定)で計算します。100V側・200V側の負荷比率によって計算方法が変わることはありません。分電盤から先の独立した200V専用回路を計算したい場合は、単相3線式ではなく「単相2線式」を選択してください。詳しい扱いは計算根拠を確認してください。

部分区間を含む配線を計算する

幹線から分岐回路までなど複数区間を含む場合は、計算する区間と全経路を混同しないよう注意してください。部分区間計算を使用する場合は、それぞれのこう長と負荷条件を確認して入力してください。

でんおちくんの計算結果は、電気工事における検討を補助するための参考値です。実際の電線・ケーブル選定、設計、施工にあたっては、最新の規程、メーカー仕様、布設条件、周囲温度、施工条件その他の必要事項を確認してください。入力内容が実際の回路条件と異なる場合、正しい計算結果は得られません。最終的な設計・施工判断は、利用者自身で行ってください。詳しくは免責事項を確認してください。

7. 詳しい計算方法

でんおちくんで使用している計算式、配線方式ごとの扱い、単相3線式、負荷容量から電流への換算、こう長、許容電圧降下率、許容電流などについては計算根拠を確認してください。

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